世界にひとつの節句幕

あるお客様のご家庭は、男の子の子宝に恵まれ、お子様が生まれる度に節句幕をご注文頂いております。
今回が3度目のご注文になり、初めのご注文時よりお子様の干支をモチーフに、誕生月のお花も加え、オリジナルのデザインを考え制作させて頂いております。
糸衛門ちゃんは、ねずみ年。 
私はデザインを考える上で、コンセプトをしっかり決めて制作していく場合が多いです。
ねずみは『古事記』神話で大国主命を救う話があったり、「寝ず身」という当て字がつけられ、一生懸命働いて財を貯めるシンボルとされます。
また、よく産み増えることから、「商売繁盛」や「子孫繁栄」と掛けて縁起が良い生き物とされています。
小槌には、大黒天の持ち物であるともいわれ、富をもたらす象徴として描かれていたりします。
藤は5月を代表する花であり、花ことばは、「優しさ」「歓迎」とされています。
上記コンセプトの元、お客様には数パターンご提案させて頂きデザインが決定し、綿100%生地の本染にて仕上げさせて頂きました。
これからも、お子様たちの健やかなご成長を心よりお祈りしております。
M様、心よりありがとうございました。
お子様たちの画像も提供して頂き、ありがとうございます。