大きな舞台幕の制作風景を数回に分けてご紹介してまいります。
我々の制作する染物は地道で多くの工程を経て出来上がります。
一部だけを見るとほんとに地味な作業の連続ですが、完成すると美しく感動することが今でもあるのです。
まずは、生地を切り分け、下絵を描いてまいります。
下絵の下絵も描きます。大きな物になるので下絵を描くのにも何日もかかります。
手書きでないと描くことが出来ないのです。
幕の出来上がり寸法が大きいので、生地を何枚か繫いでいかないといけません。下絵の為に生地を一度全て繋ぎます。
下絵を描いた後それを、もう一度バラバラにします。
下絵には、色を入れていく際に間違ったり、ややこしくならないように下絵時に指示を書き込んだりもします。
今回の舞台幕は、私が携ってきた物の中でも最大サイズです。
では、出来上がりを楽しみにしておいて下さいね!